髪に良いシャンプーを使いたいんだけど、たくさんありすぎて何を選べばいいのかわからなくなっちゃいますよね。髪に良いとは言われているけど、本当にいいのか素人では判断が難しいところ。美容師の方に髪に良いと言われたらそうなのかと薦められるままにお高いシャンプーを買わされた、なんてことも良く聞く話ではあります。
もちろん、本当に髪に良い物をすすめてくれている場合もありますが、やはり自分でもある程度の知識を持って納得した上で購入したいものです。そのためにも、今日は髪の成分の話からしていこうと思います。
髪は18種類のアミノ酸から出来ている
髪の毛は18種類のアミノ酸から構成されているケラチンというタンパク質から出来ています。髪と爪の成分は硬ケラチンと呼ばれる成分で出来ていて、肌には軟ケラチンという成分があり、髪と肌は近い存在であると言えます。
硬ケラチンに含まれるアミノ酸は保含量の多い物から、シスチン・グルタミン酸・ロイシン・アルギニン酸・セリン・アスパラギン酸・スレオニン・メチオニン・トリプトファン・プロリン・グリシン・チロシン・バリン・アラニン・フェニルアラニン・リジン・ヒスチジン・ヒドロキシプリンとなります。
このアミノ酸の中で注目すべき成分がメチオニンという必須アミノ酸です。必須アミノ酸は体内で作ることが出来ないので食物から取り入れるしかありません。メチオニンは大豆・牛乳・卵・肉・魚などから摂取できるので意識いて摂るようにしましょう。メチオニンを多く体内に蓄えておくことが出来れば、髪の成分の上位であるシスチンを生成してくれるので痛みを防いでくれます。
シャンプーを選ぶならアミノ酸系のものを
色々なシャンプーが出ていますが、髪の成分に近いアミノ酸系のシャンプーなら肌や髪へのダメージを抑えることが出来ます。アミノ酸系のシャンプーはアルカリ性ではなく弱酸性なので、そこも肌と同じで低刺激と言えます。
ただし、ラウリル硫酸Na・ラウリル硫酸カリウムと成分表示のあるシャンプーは洗浄力が高い分、肌への負担も大きいので気を付けてください。
シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプー
シリコンは髪のコーティング剤だと思っていただいたらいいと思います。ですからシリコンシャンプーを使用すると洗いあがりがサラサラしていて指通りが滑らかになります。ただ、髪をコーティングしていたシリコンは剥がれる時にキューティクルも一緒に剥がしてしまうので、シリコンシャンプーは髪に悪いと言われるようになりました。
ノンシリコンシャンプーは泡立ちが多少悪くなるデメリットはありますが、表面をコーティングしないので栄養分もいつでも吸収することが出来て髪の健康を保てます。