「月の満ち欠け」や「月の運行」は、人間の体や生活リズムに大きく影響します。
月には満月や三日月があったり、出る位置が日によって違うという点は、太陽とだいぶ違いますね。その月の満ち欠けが持つ意味を深く知っていくと、月の神秘の力がもっともっとわかってきますよ。
月の満ち欠けが持つ意味
月の満ち欠けは、月自体が光輝いているわけではありません。太陽が照らしている部分が光を反射していて、「欠け」の部分は地球の影なんですよ。知っていましたか?月は地球の周りを回っていますから、それによって満ち欠けの部分の大きさが変わるんですね。
では今から、その満ち欠けの形の種類と、それぞれの意味をお伝えします。
新月
新月とは、地球が影になり月が見えない状態です。月の周期の始まりです。それはすなわち、いろいろな物事の「浄化・始まり」を意味しています。
精神的や肉体的に、不要になったものをリリースする(手放す)のに向いている時期です。身の回りのものを断捨離するのにも適したタイミングですよ。
これからものごとがはじまるときに、不要なものをいっぱい抱えていたら、重くて動きにくいですものね。
三日月
新月から3日目の月で、「基礎を築く」ことを意味しています。スタートさせたことを一歩一歩進めていきましょう。ひとつのことが一定の波に乗るには、最初のうちはどうしても忍耐・辛抱が必要です。あきらめたりするには、まだ早すぎますよ。
基礎固めの大事な時期ですから、結果をすぐに求めず、まず着実に進んで行くことです。
まだはじまったばかりですよ~。目の前のことを大事にして集中していきましょう!
上弦の月
7日目の、丁度形が半分半月です。「成長・積極性」の意味があります。ものごとが少し進行してきて、基礎固めしたものを行動に移し、成長させる時期です。
この時期はあたまを使い過ぎないことです。考え込んだり、計画を練りすぎたりせず、実際に動き始めるのに適しています。
考えすぎて動かないのはチャンスを逃します!
少しの不安が伴うときも、チャレンジのつもりで積極的、そして継続的に動きましょうね。
十三夜月
13日目の月で、「改善・行動」を意味します。今まで進めてきたことが、だんだん形になり始める時期です。
この時期には、現在進行中のことを落ち着いて冷静にみましょう。もし必要ならば方法をちょっと変えてみたりとか、軌道修正を行うことです。軌道修正とは「後退」ではありませんから、あせらず落ち着いて「改善」することです。
あわてそうなときは、ゆっくり深呼吸して、まず心を落ち着けましょう。
満月
月が真ん丸になった満月。月のエネルギーが最大化するタイミングです。「達成・吸収」を意味します。
新月から始めたことが達成する時期です。エネルギーが最大に満ちていますから、「外出する」「人に会う」「栄養吸収」などにもとても適しています。
十八夜月
18日目の月で「発展・振り返り」を意味します。満月で達成できたことを周囲に広めたり、人と分かち合ったりする時期です。
自分が得たものを、さらに発展させるために努力を惜しまず、継続する時期です。
経過をみながら、進めていることを大事に続け、また人に何かを伝えるときも「誠実に!」です。
下弦の月
満月から月が欠けてきたときの半月です。「手放す・整理する」ことを意味しています。次の新月への浄化作用が徐々に高まっていく時期です。
エネルギーが高まっていく満月に向かう時期とは逆に、今までを振り返ってものごとを整理することに向いています。
何を残して何を手放すかです。不要なものに執着せず、身軽になっていきましょう。
二十六夜月
満月から月がどんどん欠けてきて、エネルギーも下降し、ものごとをゆっくりと終焉させる時期です。「終わり・静けさ」を意味します。
月のひとつのサイクルが終わりを迎え、今の自分と正面から向き合い、そしてまた新たなスタートに向けての準備を始めるのに適しています。
ここまできたらあわてずあせらず、ひとつの段階の終わりの、良い区切りとしましょう。
月を意識した過ごし方
今回は、月の満ち欠けが持つ意味をお伝えしました。
以外と知らない部分もあったのではないでしょうか?
あなたがこれから月のことを詳しく知ろうと思っているなら、難しく考えずに、まずはちょっと意識してみることです。「この時期はこうだから、こうしなくちゃいけない」と、固くは考えないでくださいね。
毎日の生活の中で月の意味を思い出し、「今は少しこうしてみよう」と意識をすると、案外物事がス~っとスムーズにいくかもしれませんよ。
「今日の月はこれだな」と知ることが、まずはあなたの人間関係、仕事、恋愛に月を活かす第一歩です!