胸が垂れ気味・・・とかでお悩みではありませんか?
その原因はさまざまですが、ひとつには「肋骨のゆがみ」があります。肋骨とは肺の外側をおおっている骨ですね。
背骨や骨盤がゆがむのはよく聞くかもしれませんが、肋骨もゆがむのです。
今回は肋骨のゆがみからバストが垂れてしまう理由と、その解消法のひとつをお伝えします。
肋骨ってどうゆがむの?
胸が垂れる場合の多くは猫背です。猫背の状態は背中が丸くなり、肋骨は前につぶれるようになります。これがゆがんでいる状態です。このままでバストアップのマッサージや、バストアップのトレーニングをしたり、またサプリを飲んだりしても効果は半減です。
前側につぶれた肋骨がふくらんで元の状態になると、バストアップがはじまる土台が整います。それではなぜゆがんでしまうのか、ひとつの理由をお伝えします。
バストが垂れるはじまりは・・・
単純に「猫背姿勢をとっているから」というのもありますが、それが直らないのは肺に呼吸があまり入っていないからです。肺があまりふくらんでいないということです。
よく腹式呼吸というのは耳にしますよね。息を吸うとお腹がふくらんで、息を吐くとお腹が引っ込む呼吸です。これに対して「胸式呼吸」というのがあるんです。
胸式呼吸では、息を吸うと、お腹は引っ込んだままで肺がふくらみ(胸も持ち上がり)、息を吐くと肺はしぼみます。お腹はずっと引っ込んだままです。この胸式呼吸をする機会がないと、肋骨は前につぶれたまま、バストは垂れたままになってしまうのですね。放っておくとつぶれて固まってしまいます。
では胸式呼吸で肋骨の形を回復させ、バストアップをさせましょう!
呼吸でバストアップ開始です!
1.まず左右どちらかの手のひらをおへそのあたりに当て、もう片方の手のひらを胸の真ん中に当てます。顔は水平よりは10度くらい少し上に向けます。
2.息を吸って胸をふくらませます。胸に当てた手のひらで胸がふくらむのを感じて下さい。このときお腹は引っ込んでいます。ふくらまないようにもう片方の手のひらを当てておきます。
3.息を吐きながら胸はふくらんだ状態をキープして、お腹はより引っ込めます。2と3を繰り返します。
※つまり「吸う」たびに胸がふくらんでいき、「吐く」たびにお腹が引っ込んでいくわけです。厳密にいうと少しはお腹もふくらんでしまいますが、意識ではお腹を引っ込めるようにしましょう。
これを3~5回くらい繰り返します。5秒で吸って3秒で吐くくらいのペースですね。
猫背の人は、最初は息を吸っても、なかなか胸がふくらまないかもしれません。
それだけ肋骨の前側がつぶれていることが考えられます。
回数は10~20回もやらずに、集中して5回以内がいいでしょう。顔が赤くなるほど頑張らないでくださいね。
呼吸でバストアップ生活!
腹式呼吸はリラックスしたいときに有効です。胸式呼吸は活発になりたいときに有効です。なので、夜寝る前に胸式呼吸をすると、目が冴えてしまうことがありますので注意してください。
この呼吸法ではウエストが締まってくることと、お顔のむくみがとれやすくなる効果も期待できます(そのために顔を10度くらい少し上に向けます)。
呼吸で肋骨が整ってくると、バストへの栄養も行き渡りやすくなりますから、それも相乗効果です。あなたの胸がキレイにふっくらしてくるイメージで行ってみてくださいね。