人間関係で落ち込んでいませんか?落ち込みの表向きの原因はいろいろあるかもしれませんが、じつは劣等感があなたを苦しめているのかもしれません。今回は「劣等感」についてお伝えします。
そもそも劣等感とは?
劣等感とは、自分は他人よりも劣っているのではないかという思い込みです。
「隣の芝生は青く見える」といいますが、人間の特徴のひとつとして「自分と他人を比べてしまう」ことがあります。
実は「人の細胞に大きなダメージを与えること」「人をより弱らせること」とは、「比較されること」なんです。人と比べられるというこは、猛烈につらいことなんです。
劣等感をなぜ持ってしまう?
劣等感は、本来人間にある感情です。それが小さいうちは「あの人のようになりたいから勉強しよう!」とかのように「やる気」になります。しかし劣等感が大きくなると、自分はダメだ・・・と思い込んでしまいます。
よくあるケースは、幼いころに劣等感をもつクセがついてしまうこと。親から、何かにつけて他の子と比較されて育てられてきた人は、常に劣等感を持っているのがあたりまえだと思い込んでいるかもしれません。
成人してからも、誰かと比較される体験が多いと、劣等感を常に感じてしまう原因になります。
劣等感をなくそうとは思わないでください
劣等感はゼロにはできません。人間に備わっている感情ですから。でも劣等感の強い人は、劣等感を「悪」として、劣等感を持っている自分も悪いと思いがちです。
人と人を比較するということは、例えば、「バラとタンポポ、どっちがえらい?」と言っているようなものです。
比較され続けてきた人は劣等感を持つクセがついています。でもクセですから、変えることができます。
右利きを左利きに変えるように、性格のクセも変えられます。
あなたは〇(マル)なんですよ
「人にやさしい」「親切」「思いやりがある」というクセもあり、「劣等感」「自信がない」「不安」というクセもみんなあります。それらをひっくるめた「あなた」は正常な人間です。
クセにかたよりがあったら、変えればいいのです。クセを持っている自分に〇(マル)をつけてください。
よく人間にいじめられた犬が、また人に慣れるのに時間がかかる様子を映しているテレビ番組とかありますよね。これと同じように劣等感グセを変えるのにも時間がいります。ですからあせらないでくださいね。でも必ず変わることができます。
自分はバラタイプかな、と思えばそれも良し。タンポポタイプかなと思えばそれも良いのです。比較には意味がないと知ると、あなたは変わり始めます。