人から比較されるということは、とてもメンタルにダメージを受けやすいです。
「あなたより〇○さんの方が優れているよね」
「みんなよりあなたは〇○の部分がだめね」
とかいわれると、こころの奥底まで傷ついてしまう場合があります。
でもそれを言っている人はどんな思いなのでしょうか?
人を比較する人、その本人にも劣等感がある
例えば、職場で上司から、
「なぜ〇○さんのようにできないんだ!」
「みんなのなかで、あなただけが結果が出ていないんですよ!」
というように叱責されるような経験はありますか?またはだれかがそうされているのを見たことがありますか?
だれかと比較して叱責をする人(仮にAさんとします)は、なぜそうするのでしょうか?
実はAさん自身にも劣等感があるんです。
劣等感はいつ生まれた?
Aさんも、おそらく他人と常に比べられながら生きてきた、つらい過去の経験があります。幼少期の場合がほとんどです。
「あなたはあなたのままでいいんだよ」という風に基本的に育てられた子は、その後も人生において劣等感を持ちにくいです。
幼少期の体験は非常に強い影響がありますから、Aさんも「他人より上にいかないと自分には価値がない」と無意識に思ってしまうのですね。自分もいつ誰かの下になってしまうのではないか・・・という不安がいっぱいなのです。
本人もどうしていいかわからないんです
Aさん本人も自分の原因に気づけないので、どうしていいかわからない。しかし不安・・。だから(例)のように叱責になるのは、不安が怒りのかたちで噴出しているのです。自分への不満を相手にぶつけているだけなんです。
あなたは比較を受け入れなくていいのです
あなたが誰かと比べられることは、嬉しくはないですが、それを事実だとそのまま鵜呑みにすることはありません。誰かよりも劣っていると思う必要はないのです。
「比較」は相手が自分の不満を出しているだけなのですね。
本来、人はみな違うのです。もしあなたが誰かと比べられて、ずっと忘れられないでいることがありますか?もしそうなら、もうそう思う必要がないことを知ってもらえたら、だいぶ心がかるくなるのではと思います。
「誰かよりも」ではなくて「あなただからこそ」の素晴らしい個性や才能が必ずあります。
もし劣等感を感じたら、今日お伝えしたことを思い出して下さい。