こころの悩みやストレスを抱えている状態が長く続くと、カラダも影響を受けます。
からだのどの部分に影響がでるのか?その例を紹介すると「あたま」と「あご」です。
今回は、なぜ悩みやストレスがあたま・あごに関係があるのかと、カラダのケア方法をお伝えします。
悩みやストレスはあごを緊張させます
悩みやストレスが、いつも小さいうちに解消できたら楽ですよね。
でもそうもいかない問題もあります。
人は、大きな悩み・強いストレスを感じると、あごを緊張させます。つまり歯を食いしばりやすいのです。何かに我慢して耐えるときは、グッと歯を噛みしめますよね。
あと心理学においても、人は悔しい思いのときにくちびるを噛みしめる、という行動をとることがみられます。これもあごに力が入っている状態です。
悩みやストレスは、痛みや病気につながります
あごの緊張が続くと、身体的な痛み・病気を招くことがあります。
それは「顎関節症(がくかんせつしょう)」や「頭痛」です。
ある問題のことを考えるたびに、あごに力がはいり、あごをゆがませ・・・痛みが出るまでに至ると、それはかなりつらい症状です。
また、歯をくいしばると、こめかみの筋肉に力が入るのがわかりますか?指先で左右のこめかみに触れながら、グッと歯を噛みしめると、こめかみ部分が硬くなるのがわかると思います。
このこめかみの緊張がくりかえし無意識に起こり、頭痛へとつながります。
悩みやストレスがきたら、あごをゆるめましょう
悩みやストレスはすぐには解消できなくても、カラダへの影響はなるべく小さくしたいです。
なのでもし気持ちが落ち込んできたのに気づいたら、あごをゆるめましょう。
・下あごを小さく左右に揺らしたり、前後に動かしたり。人から見てわからないくらい小さくてもいいです。
・あごにつながっている耳を軽くもむ・ひっぱる。耳まわり、耳のふち、耳たぶ等をつまんだり引っ張ったり揉んだりします。痛くないように行います。
※あごがゆるんでくると、こめかみの緊張が取れやすくなります。
頭痛やあごの痛みがあって、なかなか回復しないなら、もしかしたら気持ちの上で、かなりの我慢・辛抱をしているかもしれません。
ぜひカラダのケアとして、あごをゆるめることを試してみてください。