EDM界の人気DJスティーヴ・アオキさんが、人体冷凍保存に3,000万円を投資したそうです。スティーヴ・アオキさんについて、また、人体冷凍保存とはなんなのか?調査してみました!
EDMで人気のスター、スティーヴ・アオキさん
現在39歳のスティーヴ・アオキさん。音楽界、特にEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)というジャンルにおいては、スター的存在でもあり、世界的に活躍されています。
実はスティーヴ・アオキさん、あのロッキー青木さんの息子さんなんです!
ロッキー青木さんといえば、アメリカで人気の鉄板焼きレストランチェーン店「Benihana」で有名な実業家、冒険家で知られる有名な方です。2008年に他界されましたが、タップダンスやレスリングの選手としても活躍するなど、とてもアグレッシブな方でしたよね。
人体冷凍保存とは?
人体冷凍保存とは、現在の技術では治療が見込めない人体を、死後直後に冷凍保存することです。そして、未来で医療技術が進歩した頃(蘇生する技術が完成した時)に解凍させ、再び治療を行おうという考え方です。
いわば、病気を治すために一時的に凍らせて、技術が進歩した未来にタイムスリップするということです。アメリカの非営利団体「アルコー延命財団」が1972年から研究を進めています。
日本ではまだ事例はありませんが、世界ではすでに350人あまりの人体が、冷凍保存されているそうです。アメリカのメジャーリーガー、テッド・ウィリアムズも冷凍保存されているそうですよ。
「150年後にまた音楽を作れるように」
スティーブさんが人体冷凍保存を決意したのは、「150年後にまた音楽を作れるように」という理由からだそう。アルコー延命財団に同意し、およそ3000万円という大金を投資したそうです。
この決断に至った経緯について、デイリー・スター紙の取材に対しスティーヴさんは次のように信念を語っています。
「死んだときに生き返る方法なんて限られている」
「この方法なら、蘇生方法が開発されるまで縮退状態で冷凍保存されるわけさ」
「いつかは人類がそこまでたどり着くだろうから、やる価値はある」
「たまに死んだ人が30秒後に息を吹き返すってこともある」
「150年後に同じようなことが起こるってことさ。でも俺の体が生き返るのに十分な状態ではない、とならないことを願うね」
また、スティーヴさんは冷凍保存の際、家族にも一緒についてきてもらうと決めているそう。「そばにいて欲しい人は?」とインタビューで尋ねられると、「お母さんときょうだいかな。父は残念ながらもう他界しているから無理だよね」と答えたそうです。
まだまだ現代の医療技術では治療できない難病や、進行がんなどの克服できない病気もあります。蘇生することなんてできるのか?未知数ではありますが、未来に夢を託して投資するという意味では、有意義な選択なのかもしれません。スティーヴさん、冒険家でロマンチストだった父、ロッキーさんの血を継いでいるのかもしれません。